2009年11月23日
わんちゃんの繁殖★多くの困難を乗り越えて命の誕生
皆様 こんにちは toutouです♪
私達は トイ・プードルの繁殖(ブリーダー)をしていました。
過去形なのは トイ・プードルのブラック系ドワーフタイプ(胴長短足)にこだわり
近年ハイオンタイプ(足長)が主流で 今後こだわりを保つ事が難しいと判断したからです。
トイ・プードルならどれでもいいのでは?とお思いになる方もいらっしゃると思います。
本来ブリーディングというものは 犬種を愛し その個性やスタンダード、健康を保つと言う
大切な意味が込められた職業なのです。
イオフです。彼の子供は全国各地にドワーフタイプを愛する方に育てられています。
最後の子供たちは Salon de beauté tou・touの看板娘達です。
初代犬ぷーちゃんを母に 飛男くんを父に 私達の大切な息子です。
この記事は 繁殖者や繁殖について書いていきます。 繁殖は怖いと感じるかも知れません。
このように書いてしまう事は とても難しい問題ですが知ってもらいたいとも願っています。
かなりの長文です。ブリーダーを目指す方や繁殖に興味がある方に読んで欲しいと思います。
繁殖を始める前に わんちゃんには同じ犬種でも個体差がありカラーの違いなど
さまざまな相性がある事を ご存知の方もそうでない方もいらっしゃると思います。
発情期についてや 交配、出産のさせ方などは多くのサイトで紹介されています。
掛け合わせては危険なカラーの問題もあり そちらも多く検索する事が出来ます。
繁殖者が学ばなければならないのは 出産のさせ方ではなく
犬種の特性や危険な交配についてだと感じています。
わかりにくいと思います。たとえ話をしてみましょう。
MY DOG'Sは初代犬はブラックと血統書は登録。シルバーカラーが祖先にいます。
この子はシルバーの因子を持ち ほぼ確実にブラックは退色しシルバーへと変化する子です。
トイ・プードルのシルバーカラーはシルバー同士の掛け合わせが基本です。
咬みあわせを確認します。トイ・プードルのオーバーショット(出っ歯)や
アンダーショット(受け口)の子は 繁殖から外します。
100%でないにしろ遺伝する確率がUPし その子の子に隔世遺伝としてでる可能性もあります。
ヘルニアはないか? 攻撃性はないか? 極端なシャイではないか? 関節に異常はないか?
アレルギーはないか? そんな全ての問題と思われるものを確認していきます。
さまざまな問題になる恐れがある事をクリアして初めて交配になります。
雌の場合 初めての交配は慣れた雄がいいと感じます。
そして 初めての交配は痛いです。当たり前に処女なので痛がります。
一般のご家庭の方は この時点で辞める方も多くいらっしゃいます。
妊娠が確認できたら(エコーを撮らない時は目視で約1ヵ月後から身体の変化が見られます)
交配から出産まで約2カ月の間 私達は 長時間お出かけした事がありません。
常に24時間体制で見守ります。その為以前のお仕事は昼と夜に分けていました。
今でも 妊娠期でなくても ほぼ24時間体制で 睡眠時間をずらしています。
「犬は安産」と言われていますが。小型犬は「犬は難産」だと私達は思っています。
初産は特に難産です。小型犬は産道も狭く 逆子も多く大変だと思います。
わんちゃんは野生動物とは少し違います。長い歴史の中で人と暮らしています。
100%ではありませんが 子供を産む事は自分でできません。
安産で難なく産まれたのであれば 命の輝く瞬間を感じる貴重な経験だと思います。
難産、死産はとても多く 子宮内で死亡、炎症 大量出血 緊急手術の可能性は高く
リスクを少なく 責任を持って命を扱うという心構えが無ければ大変です。
赤ちゃんが産まれたら 24時間体制がもっと長く感じてきます。
二人とも1~2時間の仮眠なんて当たり前でした。他のブリーダーさんから見れば
神経質すぎると言われてしまいそうです。何度赤ちゃんを育てても気を抜く事はなかったです。
交配から子育てまで 約4カ月は付きっきりです。犬の介護をしている時期はもっと大変でした。
でも 大切な子たちなので苦になると言う訳ではなく 当たり前の生活です。
「いつか旅行がしたいね!」と話す事もありますが 遠い未来の楽しみにしています。
産後の母犬が見せる母性愛は 本当にどこからくるの?と思うほどで感動的です。
しかし 弱い子と判断された赤ちゃんは育児放棄します。健康な子の為のお乳なのです。
精神的に未熟(若い)と 出産時にパニックになる子も多く 異質な物として
赤ちゃんを怖がる母犬もいます。その時は 代わりに母にならなければならないのです。
わんちゃんの交配や出産は怖いものと知った時に初めて繁殖の道がつづくのです。
そこで断念するか その先へ進むかは自分自身の中に答えはあると思います。
犬の繁殖は簡単よ~とお思いの方が 私達は1番怖い繁殖者だと感じています。
何故 こんな記事を書いたのかと言われれば 繁殖に対して強いこだわりがあるから
愛する家族を迎え入れた方に 悲しい思いをしてほしくないから
命が誕生する瞬間に立ち会い そして里親として家族に迎い入れた子達が
全て遺伝性の疾患で 若い命で天国へと旅立ってしまったからです。
苦しい思いをしても 意識のある時は 尻尾を振り甘えたり一生懸命生きようとしました。
多くの困難を乗り越えて命は誕生してきます。
人であれ動物、植物全ての生命の宿るものは たったひとつの大切な命なのです。
「保護犬の未来★わんちゃんを生涯大切にして欲しい願い」
私達は トイ・プードルの繁殖(ブリーダー)をしていました。
過去形なのは トイ・プードルのブラック系ドワーフタイプ(胴長短足)にこだわり
近年ハイオンタイプ(足長)が主流で 今後こだわりを保つ事が難しいと判断したからです。
トイ・プードルならどれでもいいのでは?とお思いになる方もいらっしゃると思います。
本来ブリーディングというものは 犬種を愛し その個性やスタンダード、健康を保つと言う
大切な意味が込められた職業なのです。
イオフです。彼の子供は全国各地にドワーフタイプを愛する方に育てられています。
最後の子供たちは Salon de beauté tou・touの看板娘達です。
初代犬ぷーちゃんを母に 飛男くんを父に 私達の大切な息子です。
この記事は 繁殖者や繁殖について書いていきます。 繁殖は怖いと感じるかも知れません。
このように書いてしまう事は とても難しい問題ですが知ってもらいたいとも願っています。
かなりの長文です。ブリーダーを目指す方や繁殖に興味がある方に読んで欲しいと思います。
繁殖を始める前に わんちゃんには同じ犬種でも個体差がありカラーの違いなど
さまざまな相性がある事を ご存知の方もそうでない方もいらっしゃると思います。
発情期についてや 交配、出産のさせ方などは多くのサイトで紹介されています。
掛け合わせては危険なカラーの問題もあり そちらも多く検索する事が出来ます。
繁殖者が学ばなければならないのは 出産のさせ方ではなく
犬種の特性や危険な交配についてだと感じています。
わかりにくいと思います。たとえ話をしてみましょう。
MY DOG'Sは初代犬はブラックと血統書は登録。シルバーカラーが祖先にいます。
この子はシルバーの因子を持ち ほぼ確実にブラックは退色しシルバーへと変化する子です。
トイ・プードルのシルバーカラーはシルバー同士の掛け合わせが基本です。
咬みあわせを確認します。トイ・プードルのオーバーショット(出っ歯)や
アンダーショット(受け口)の子は 繁殖から外します。
100%でないにしろ遺伝する確率がUPし その子の子に隔世遺伝としてでる可能性もあります。
ヘルニアはないか? 攻撃性はないか? 極端なシャイではないか? 関節に異常はないか?
アレルギーはないか? そんな全ての問題と思われるものを確認していきます。
さまざまな問題になる恐れがある事をクリアして初めて交配になります。
雌の場合 初めての交配は慣れた雄がいいと感じます。
そして 初めての交配は痛いです。当たり前に処女なので痛がります。
一般のご家庭の方は この時点で辞める方も多くいらっしゃいます。
妊娠が確認できたら(エコーを撮らない時は目視で約1ヵ月後から身体の変化が見られます)
交配から出産まで約2カ月の間 私達は 長時間お出かけした事がありません。
常に24時間体制で見守ります。その為以前のお仕事は昼と夜に分けていました。
今でも 妊娠期でなくても ほぼ24時間体制で 睡眠時間をずらしています。
「犬は安産」と言われていますが。小型犬は「犬は難産」だと私達は思っています。
初産は特に難産です。小型犬は産道も狭く 逆子も多く大変だと思います。
わんちゃんは野生動物とは少し違います。長い歴史の中で人と暮らしています。
100%ではありませんが 子供を産む事は自分でできません。
安産で難なく産まれたのであれば 命の輝く瞬間を感じる貴重な経験だと思います。
難産、死産はとても多く 子宮内で死亡、炎症 大量出血 緊急手術の可能性は高く
リスクを少なく 責任を持って命を扱うという心構えが無ければ大変です。
赤ちゃんが産まれたら 24時間体制がもっと長く感じてきます。
二人とも1~2時間の仮眠なんて当たり前でした。他のブリーダーさんから見れば
神経質すぎると言われてしまいそうです。何度赤ちゃんを育てても気を抜く事はなかったです。
交配から子育てまで 約4カ月は付きっきりです。犬の介護をしている時期はもっと大変でした。
でも 大切な子たちなので苦になると言う訳ではなく 当たり前の生活です。
「いつか旅行がしたいね!」と話す事もありますが 遠い未来の楽しみにしています。
産後の母犬が見せる母性愛は 本当にどこからくるの?と思うほどで感動的です。
しかし 弱い子と判断された赤ちゃんは育児放棄します。健康な子の為のお乳なのです。
精神的に未熟(若い)と 出産時にパニックになる子も多く 異質な物として
赤ちゃんを怖がる母犬もいます。その時は 代わりに母にならなければならないのです。
わんちゃんの交配や出産は怖いものと知った時に初めて繁殖の道がつづくのです。
そこで断念するか その先へ進むかは自分自身の中に答えはあると思います。
犬の繁殖は簡単よ~とお思いの方が 私達は1番怖い繁殖者だと感じています。
何故 こんな記事を書いたのかと言われれば 繁殖に対して強いこだわりがあるから
愛する家族を迎え入れた方に 悲しい思いをしてほしくないから
命が誕生する瞬間に立ち会い そして里親として家族に迎い入れた子達が
全て遺伝性の疾患で 若い命で天国へと旅立ってしまったからです。
苦しい思いをしても 意識のある時は 尻尾を振り甘えたり一生懸命生きようとしました。
多くの困難を乗り越えて命は誕生してきます。
人であれ動物、植物全ての生命の宿るものは たったひとつの大切な命なのです。
「保護犬の未来★わんちゃんを生涯大切にして欲しい願い」
Posted by tou.tou at 16:57│Comments(6)
│辛口犬業界事情
tou.touさんたちと出会って、
初めて交配・繁殖の怖さを知りました!
勉強にもなりましたし、
素人では、繁殖はやらないほうがいい!
と、改めて思いました。
tou.touさんたちは、
本当に強い信念・こだわりがある
本来のブリーダーですね♪
と~び~の子孫たちは、
世界中にいて幸せに過ごしているでしょうね♪
初めて交配・繁殖の怖さを知りました!
勉強にもなりましたし、
素人では、繁殖はやらないほうがいい!
と、改めて思いました。
tou.touさんたちは、
本当に強い信念・こだわりがある
本来のブリーダーですね♪
と~び~の子孫たちは、
世界中にいて幸せに過ごしているでしょうね♪
Posted by Fortune at 2009年11月23日 19:44
Fortuneさん こんばんは♪
最初は誰でも素人です。
私達も 学びながら 今でも学んでいますが
怖さを乗り越えなきゃいけない時もあります。
飛男の子孫は世界中にはいないかも(^^ゞ
でも いつか飛び立つかもしれませんね♪
最初は誰でも素人です。
私達も 学びながら 今でも学んでいますが
怖さを乗り越えなきゃいけない時もあります。
飛男の子孫は世界中にはいないかも(^^ゞ
でも いつか飛び立つかもしれませんね♪
Posted by tou.tou at 2009年11月24日 03:01
とても勉強になりました。
繁殖の難しさと出産に携わり愛情を持って
育てていること頭の下がる思いです。
ノンノンは初めから異常がありました。
購入した後に病院でわかったのですが、
そのことをブリーダーに言うと交換します?と簡単に言われ、一度家族に迎えたノンノンを返却することが出来ず今に至ってます。
ですからノンノンの子供は望むことは出来ませんでした。一日でも長くノンノンが側にいてくれることを願ってます。
初代ノンノンも今のノンノンも病気と闘いながらいつも私を支えてくれてます。
色んなこと相談したいです。
よろしくお願いします。
繁殖の難しさと出産に携わり愛情を持って
育てていること頭の下がる思いです。
ノンノンは初めから異常がありました。
購入した後に病院でわかったのですが、
そのことをブリーダーに言うと交換します?と簡単に言われ、一度家族に迎えたノンノンを返却することが出来ず今に至ってます。
ですからノンノンの子供は望むことは出来ませんでした。一日でも長くノンノンが側にいてくれることを願ってます。
初代ノンノンも今のノンノンも病気と闘いながらいつも私を支えてくれてます。
色んなこと相談したいです。
よろしくお願いします。
Posted by non×のん at 2009年11月24日 13:19
non×のんさん こんにちは
ノンノンちゃんを迎え入れた時
そういう経緯があったのですね。
命は簡単に交換できるものではありませんが
多くの方が 交換してしまうのも事実です。
その交換された わんちゃんの命もまた
すぐに終える事が多いものです。
ノンノンちゃんは 優しいママの元へと
愛されるために 産まれてきたのですね。
優しいnon×のんさん だからこそ
できた決意なのだと思い
私達も頭が下がる思いです。
何か ご相談があればお気軽におっしゃって下さい。
出来る限り お答えできるように
そして 一緒に考えていけるように
歩いていけたらと思います。
ノンノンちゃんを迎え入れた時
そういう経緯があったのですね。
命は簡単に交換できるものではありませんが
多くの方が 交換してしまうのも事実です。
その交換された わんちゃんの命もまた
すぐに終える事が多いものです。
ノンノンちゃんは 優しいママの元へと
愛されるために 産まれてきたのですね。
優しいnon×のんさん だからこそ
できた決意なのだと思い
私達も頭が下がる思いです。
何か ご相談があればお気軽におっしゃって下さい。
出来る限り お答えできるように
そして 一緒に考えていけるように
歩いていけたらと思います。
Posted by tou.tou at 2009年11月24日 15:18
Posted by non×のん at 2009年11月25日 15:24
non×のんさん こんばんは
実は 私も先のコメントを読んだ時
しばらく涙が出て コメントお返しできなかったんです。
年内は ちびダックスの様子を見ながら
遠出が出来ないかもです(>_<)
年明けに 必ずお店にお伺いします。
その時を楽しみにしています。
実は 私も先のコメントを読んだ時
しばらく涙が出て コメントお返しできなかったんです。
年内は ちびダックスの様子を見ながら
遠出が出来ないかもです(>_<)
年明けに 必ずお店にお伺いします。
その時を楽しみにしています。
Posted by tou.tou at 2009年11月25日 19:02
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
画像はTI-DAブログにログインとブログURLを残された方のみの表示になります。