Salon de beauté tou･tou

こんにちは　またまた開店までの道のりです。
「サロン」と呼ぶことに　こだわった編です(^O^)





私たちには　常に数十頭のわんちゃんがいます。
最初は　1頭のプードルの女の子と出会い　普通の飼い主でした。
以前の記事で　この子との出会いで　いろんな事を経験し　教えてくれたことを書きました。

この子の血を残したいと　ブリーディングを始め
犬を衝動買いしてしまう癖のある方が　育てられないと引き取ったり
金にならない　引き取り手がいないなら処分するという　犬業界の方から
引き取ったり　あっと言う間に数十頭の子供たちを育てることになりました。
プードルが基本の私たちが　他の犬種がいるのは　そんな経緯からです。

多くのわんちゃんと出会いながら　学んできたこと　
それを　サロンで生かすことができたらと　考えています。

サロンの本来の意味は　文化人、学者、作家を招き知的な会話を楽しむこと
ある見解では　女性（女主人）が中心となり　あらゆる人と会話を楽しむ場所なのです。
なんとなく足を運んで　会話を楽しんでほしい　忙しい日々　ほっとする空間が欲しい
そんな思いを持ちながら　板を切り　ビスを打ち　壁をつくり　椅子を作る毎日でした。

サロンを経営すると考えたとき　会話を楽しむことは　金銭的に無駄なことです。
会話を持つ時間を　1頭でも多くシャンプー&トリミングすれば儲けます。
「いちいち　お金も落とさない人の相手をするなんて　経営者失格だよ！」
きっと　そんな声もあるでしょう･･･

変かもしれませんが　できるだけケアは飼い主さんにやってもらいたいと考えています。
私たちができる事は　飼い主さんができない部分のケアをしたいのです。
「やっぱり　プロがやると違うね」そういった部分を　プロとしての誇りにしたいのです。

巷ではペットブームといわれています。　果たしてそうでしょうか？
私たち人間の生活スタイルが変化しているように　
ペットをとりまく環境が変わっただけだと思います。
人間と犬は　長い時間をかけて共存してきました。もはや野生動物ではなくなっています。
狩りをするために　家畜を追うために　人の役に立つ仕事をこなし
現在では　盲導犬　介助犬　アラート犬　セラピードッグと　いつの時代も
私たちの　助けとなってくれ　無償の愛を注いでくれる　そんなわんちゃんたち
少し　自己満足かもしれませんが　お返しできたらいいなと思います。

「サロンに来たら　教えてあげる！」そんなに高飛車ではありません。
どちらかというと　「一緒に　学び答えを探しましょう」という気持ちです。
アトピーの子を抱える飼い主さん達と　何度かお話をする機会がありました。
「私には　治せるとか言えません。でも　ひとつひとつ話し合いながら
　この子が治るように　一歩づつ　歩いていける手助けを一緒にさせて下さい」と
お願いしています。皮膚の疾患を完治することは　難しく
飼い主さんの悲しみ　努力　悩んでいる姿には　頭が下がります。
わんちゃんも　飼い主さんの思いを理解し　一生懸命頑張っていると思います。

ペット美容室を　わざわざサロンと言い　きっとプライドが高い印象があると思います。
プライドは高い方だと思います。こだわりが強いですから･･･
サロン＝会話をする場所　これにこだわったから　サロンなのです。

開店の作業中　声をかけてくれた　飼い主さんたちの言葉は　大きな力になりました。
天国へと旅立った子供たちを思い出し　見せたかったなぁと思ったり
あなた達がいたからこそ　サロンをしようと思ったのだから
すべての命を救う事は　難しいこと。それでも　今いる大切な命は守りたいと思います。

Salon de beauté tou・touへ　お気軽に足を運んでください。
ちなみに　ケーキやお菓子はでませんよ？お腹すくまで　ゆっくりしたい方は
食べ物持参でいらしてください･･･ただし　じーと見ている　小さな子たちがいますけどｗ